カナダGPでアロンソが周回遅れのためにタイムやポジションを失ったのを見て、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロの新規チーム批判がヒートアップしている。
ヘイキ・コバライネンのロータスに引っかかってハミルトンにリードを奪われたアロンソは、カルン・チャンドックのHRTに阻まれ、2番手の座もバトンに譲り渡した。レース後、いら立ちをあらわにしたアロンソだったが、不運な出来事だと自身を納得させていた。
「勝つこともできた。でも、何度かトラフィックのために高い代償を払わされ、実現できなかった」と述べたアロンソ。「こういうことはレース中誰にでも起きることで、今回はたまたま僕らの番だったんだ」
だがモンテゼモーロは、基準に達していないマシンは一流のレースに出るべきではないと食って掛かる。
「GP2マシンと変わらないレベルのマシンがF1に参加するのを許すべきではない。われわれは日曜日にレースをするはずなんだ」と彼はイタリア紙『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』に不満をぶちまけた。「(カナダGPで)われわれのマシンは勝つことができた。今後は周回遅れに邪魔されないことを願いたいものだね。もうこんなことは十分だ」
かねてからモンテゼモーロはF1でサードカーを走らせたいと望んでおり、新規チームらの競争力を高めるのにカスタマーカーは有効だと主張している。
遅いマシンがいる事は確か
でも、そのチームも戦ってるんだからね