アロンソはフェラーリが今季のレッドブルの優勢をどう説明していいのか悩んでいる状態であることを認めた。
これまですべてのレースでポールポジションを獲得し、6戦中3戦を制したレッドブル。
シーズン初めにはその成功の秘訣はアクティブサスペンションに類するものにあると見られていたが、FIAがその種の技術を禁止すると宣言して以降も同チームのマシンは上位に残っている。
なぜレッドブルRB6がこんなにも速いと思うか尋ねられたアロンソは『Die Welt(ディ・ヴェルト)』にこう答えた。
「それが分かっていればいいんだけどね。なぜあちこちで強いのか理解するのは、信じられないくらい難しい。そして、彼らをコピーすることもね」
F1ではライバルのデザインを模倣することはよくあることだとアロンソは認める。
「そうだろう。でも、常にうまくいくかというとそれは別の問題だね。あらゆるチームが独自のデザイン哲学を持っていて、そこに次のエレメントを合わせていくんだから。つまり、自分自身の方向でよりよく開発しなければならないということさ」
一方、スペインGPとモナコGPで立て続けにポール・トゥ・ウインを決めたレッドブルのマーク・ウェバーは、同チームがタイトルをほぼ確実に手中にしていると決めつけるのは早すぎると主張した。
「君たち(レポーター)が何か書かなきゃいけないのは分かるけど、これからの数戦で誰が強いかなんて誰にも分からないよ」