米ニューヨークで押収された偽ブランド品の衣服や靴が、ハイチ大地震の被災者に寄付されることになった。同市ブルックリン(キングス郡)の検察が提案し、ブランドメーカー側の了承も得たという。
同郡のチャールズ・J・ハインズ地方検事がCNN系列局に語ったところによると、ナイキやティンバーランド、アンティックデニムといったブランドのコピー商品の衣類や靴12万5000トン、1000万ドル(約9億4000万円)相当が、ハイチの被災地へ送られる。トラック約7台分の量になるという。
警察が押収した偽ブランド品は通常、廃棄処分される。倉庫に保管されていた押収品を「ハイチで活用できないか」と、ハインズ氏らが思い立ったという。現地での配布は、人道支援などに取り組む国際NGO「ワールド・ビジョン」が引き受ける。ただし、商標権をめぐる問題を避けるため、ブランド名を示すラベルやロゴはすべて取り外すことになる。
1月のハイチ大地震では100万人以上が家を失い、現在も多くの被災者がテント生活を強いられている。
偽ブランドがこう言う所で始めて役に立ってるね
いいことだね