2010年は傍観者の立場となったハイドフェルドだが、それに後悔はないと主張している。11日(木)にメルセデスGPのリザーブドライバーとしてバーレーンに到着したハイドフェルドは、競争力の低さから批判を受けている3つの新規チームに触れてこう語った。
「僕は後方のチームにいるよりもここメルセデスGPを選んだ自分の決断を支持している」
一方で、昨シーズンをもって撤退したトヨタからヴァージンに移籍したグロックは、ロータス、HRTを含めた新規参入チームへの批判を落ち着かせようとしている。
「つい最近までF1が直面していた難しい時期のことを忘れているんじゃないかと思うよ。今はもうメーカー系のチームは2つしかない。他のチームは僕らが参戦することに満足して、感謝しているはずだ」
また、マクラーレンで2シーズンを過ごした後にロータスに移籍したヘイキ・コバライネンは、4秒のギャップと終盤の危険なスピードはノイズに過ぎないと語る。
「1.5秒だろうが4秒だろうが関係ない。ドライバーは自分のマシンをコントロールするべきなんだ」
ちなみに、コバライネンはバーレーンで、あるタイムシートのトップに立っている。木曜日に行われたドライバーが5秒以内でマシンから離脱できるかのFIAのテストで、コバライネンは深緑のロータスT127から飛び出し、3.4秒でステアリングホイールを元の位置に置きなおしてみせた。