フェラーリのマッサはペースの遅い新チームがレースに危険を及ぼすのではないかとの懸念を示し、F1にとって新チームの出現はいいことではないだろうとの考えを明かした。
2010年シーズン開幕戦のバーレーンGPではロータス、ヴァージン、HRTが新たにグリッドに加わるが、上位勢からは4、5秒遅れると予想されている。先月、フェラーリ公式サイトに掲載されたコラムにおいて、フェラーリは新チームの準備状態、そしてFIAの新チーム選出過程に批判的だった。
開幕まで1週間と迫る中、チームの公式サイトでマッサは自らの懸念をこう述べている。
「彼らが危険にならないことを願うよ。そのチームは4秒くらい後ろだろうけど、ほかの6チームか7チームは(前の方で)1秒以内で争う。これはF1にとって良くないと思うし、彼らにとっても良くないと思うよ。まるで2つの別々のシリーズみたいだ。彼らは苦戦するだろう。僕たちだって苦戦するさ。予選中に彼らが前にいるときなんかにね」
また、プレシーズンを終えて、マッサはウィリアムズが上位4チームにからんでくると見ているようだ。
「僕たちはずっと他のチームを見ていた。彼らのベストタイムだけじゃなく、レースシミュレーションなんかもちゃんと見ていたんだ。結果はかなりたくさんのコンペティティブなチームがいるってこと。レッドブルにマクラーレン、メルセデスGP、それからたぶんウィリアムズも。僕たちも間違いなくその中にいる」