スペインの捜査当局は3日、世界190カ国以上のコンピューター1300万台にウイルスを感染させ、個人情報や金融情報を盗み出していたスペイン人3人を逮捕したと発表した。
3人のクラッキング(不正侵入)行為は、昨年5月にカナダのセキュリティ会社が確認。米連邦捜査局(FBI)なども協力して調査したところ、スペインからの攻撃と判明。スペイン当局に通報し、摘発の準備を進めていた。
逮捕されたのはスペイン北部ビスカヤ県の31歳、コルーニャ県の30歳、ムルシア県の25歳。容疑者宅のパソコンでは、80万人以上の個人情報が保存されていたのが見付かった。
当局はさらに、ベネズエラ国籍の1人が犯行に関与していたと見て、捜査を進めている。