08年の米大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事は7日に放送されたテレビのニュース番組で、2012年の大統領選への出馬を考えると表明した。
ペイリン氏は6日収録、7日放送のフォックスニュースのインタビューで、「そうすることがわが国のため、ペイリン家のためになると確信すれば」出馬すると言明。「国のため、自分に何ができるかと考えないのは馬鹿げていると思う。未来の自分のために開かれたのかもしれない扉を閉じることはしない」と語った。
オバマ大統領については、もしこれまでのような政策を続けるのであれば「(2012年の大統領選で)勝利することはないだろう」と予想、「多くの国民がそうした声を上げているのに、彼は耳を傾けていない」と批判した。
副大統領候補としてのペイリン氏は経験不足や知識不足も問題にされたが、フォックスのインタビューでは、時事問題について専門家に電子メールで毎日解説してもらっていると明かし、このおかげで08年の大統領選当時よりも「洞察力がついた」と述べた。