第一次世界大戦に従軍した最後の生存米兵フランク・バックルズさんが1月31日、109歳の誕生日を迎えた。バックルズさんは首都ワシントンにある記念碑が、ワシントン出身者のみを称えているとして、第一次大戦で戦ったすべての同僚兵士の名前を記念碑に入れて欲しいと願い続けている。
現在、ウェストバージニア州チャールズ・タウンの自宅で暮らすバックルズさんは、第一次大戦時に米陸軍兵士として戦地に赴き、救護車の運転手として貢献した。
以前から、首都にある記念碑に従軍したすべての兵士名をつづって欲しいと願い、ホワイトハウスでブッシュ前米大統領と面会したこともある。
バックルズさんが108歳だった昨年12月、米連邦議会でワシントンにある記念碑を「国の記念碑」とする改修案が検討されたが、反対する議員から「国の記念碑」はミズーリ州カンザスシティに1920年代の兵士を称えるものがあるとして、通っていなかった。