ポーランド南東部の山地で、約3億9500万年前の地層から四足動物の足跡の化石が見つかったと、同国とスウェーデンの研究グループが7日付の英科学誌ネイチャーに発表した。これまで知られている化石を約1800万年さかのぼるもので、世界最古と見られる。
化石を調べると、足跡の動物は体を引きずることなく、明らかに4本脚で歩行していた。足跡と足跡の幅は最大で26センチほどで、推定される体長は約2.5メートルだという。
四足動物は海に生息する魚類などから進化したと考えられている。今回の化石から、生物が海から上陸した時期が、これまで考えられていたよりも古い時代だった可能性が高くなった。