人気ブログランキング | 話題のタグを見る
累計: 検索エンジン登録 本日: SEO対策 昨日: メール配信   アクセスアップ
 ※いつも見に来て下さってアリガト キーワード拒否設定しております 悪しからず 
笑顔の裏にテロの恐怖 ペシャワルの子どもたち
  パキスタン軍による対テロ戦の主戦場となっている北西辺境州。イスラム強硬派タリバン系勢力に対する大規模な掃討作戦と、報復テロの応酬が続く。恐怖と隣り合わせの生活を送る子どもたちの表情を、州都ペシャワルの学校で取材した。

顔にかかる濃い茶色の巻き髪をはらいながらホワイトボードを見つめ、真剣にノートを取るザラさん。一見どこにでもいる7歳の女の子だ。学校で楽しいことは、との問いに、英語で「かくれんぼ」と、恥ずかしそうに答える。だがその後すぐに、「爆弾がとてもこわい」と付け加えた。

ペシャワルはアフガニスタン国境に近い人口約300万人の街。軍の大規模作戦が始まって以来、タリバン側からの報復攻撃の危険にさらされている。女性や子どもの集まる市場で車爆弾が爆発し、治安対策として街中に設置された検問所もテロの標的となる。

サラさんの通う学校のすぐ前にも検問所がある。ドアを厳重に施錠し、スクールバスの運転手が警備員役を務め、保護者も含めた大人の立ち入りを厳しく制限しているが、それでも決して安全とはいえない。

「爆発があると、タリバンが来た、と思う。地面にたくさんの死体が横たわっているのを想像して、こわくなってしまう」そう話しながら、ザラさんは目を見開いてくすくすと笑う。

「表向きの笑顔は、得体の知れない恐怖の裏返し。ストレスを受けた子どもが身を守るための、唯一の対処法なのです」と話すのは、首都イスラマバードの精神科医、リズマン・タジ博士だ。子どもたちには、自分がなぜこのような目に遭わなければならないのかが分からない。それは親たちにとっても同じこと、と同博士は説明する。「大人の混乱が子どもにも伝わっていく。そういう感情が強くなると、人々は罪をかぶせる相手を探し始めます」

ザラさんと同じ学校に通う10歳のカイナットさんにも話を聞いた。好きなことは、と尋ねると「絵を描くこと」と答え、それから目をそらして「米国はきらい、ひどい悪者だから。それからインドも」とつぶやく。両親からいつもそう聞かされているのだという。アフガン難民として何十年もここで暮らしてきた私たちに罪はないのに、と。

リズマン博士は「このままだと、パキスタンには非常に不安定な、極端な方向に走りやすい世代が育ってしまう」と懸念を示す。「政府やメディア、国際社会が力を合わせて、『失われた世代』をつくらないよう努力する必要がある。子どもたちはカウンセリングや保護を必要としている」

だが、同国の医療にその余裕はない。ザラさんたちは、大人たちにさえ理解できない世の中を、日々死の恐怖にさらされながら、自力で生き抜いていくしかないのだ。



世界に平和が訪れる事を祈りたいです
by sportsiroiro | 2010-01-02 16:35 | ニュース
<< イラン改革派指導者、殉教の用意... 見れた >>



競馬・ネコ・F1・寺社仏閣巡り・ミリタリードラマ料理等

by やん
みのりの動画です      ミーちゃんの動画です
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
最新の記事
以前の記事
お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
記事ランキング
ブログパーツ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
アクセス解析