オバマ米大統領は感謝祭前日の25日、ホワイトハウスで恒例となっているターキー(七面鳥)に恩赦を与える儀式を執り行った。
米国では感謝祭の休日、離れて暮らす家族も集まって、ターキーなどのご馳走を取り囲む習慣がある。ターキーに恩赦を与えたオバマ大統領は、「明日の夜は、全米の家族と同様、感謝と祈りをささげたい」と話している。
今年、恩赦を受けて調理されることを逃れたターキーの名前は「カレッジ(勇気)」。ホワイトハウスには毎年、全米七面鳥協会からターキーが贈られている。今年はカレッジと、万が一カレッジが責任を果たせない場合のために、「カロライナ」が贈られていた。
全米七面鳥協会はトルーマン大統領の時代からターキーをホワイトハウスに届けているが、儀式として恩赦を始めたのは1989年、ブッシュ元大統領が初めてだった。