FIA議会のニック・クロウ議長は、2010年からF1世界選手権に参加するアメリカンチームのUSF1が、F1参加のために必要なエントリーフィーとして30万9,000ユーロ(約4,143万円)を支払ったことを明かしたと言う。
米・ノースカロライナ州シャーロットとスペイン・アルカニスに拠点を構えるUSF1は、ピーター・ウィンザーとケン・アンダーソンが率いる新興チームだ。しかし、なかなかチーム体制が明らかにならないこともあって、本当に2010年のグリッドに並ぶことができるのかが疑問視されていた。
ジャン・トッドFIA新会長と共に選出されたアメリカ出身のクロウ議長は、すでにUSF1のファクトリーがあるシャーロットを視察している。
今週、テレビ番組『Wind Tunnel』でUSF1のうわさについて問われたクロウ議長は、こう語った。
「当然ながらエントリーフィーの返還制度がなかったこともあり、以前は正規の金額が収められるまでは本当の意味でエントリーを受け付けたということにはならなかった。
USF1が参戦できるかどうかに興味があるのだとしたら、USF1が10日ほど前にエントリーフィーを納入したという事実を明かそう。収められた金額は44万ドル(約3,972万円)ほどなのだから彼らは参戦するだろうし、これからわれわれに感銘を抱かせてくれるはずだ」