米労働省は6日、今年10月の失業率を発表したが、16-19歳層で27.6%と過去最高を記録したとも報告した。前月比では1.8ポイント増で、3カ月連続の最悪記録の更新となっている。
10月の全体の失業率は10.2%だった。
10代の失業率が最悪なのは、景気低迷を背景に通常だと10代の就業が多かった小売りや食料関連分野に成人が進出している背景がある。10代に就業の経験者が少ないことや、雇用者が家庭やローンを抱える成人に同情心を抱くことも一因とされる。
労働省によると、職に就いている10代の比率は10月に36.2%と、1948年に記録を取り始めて以降、最低水準に落ち込んだ。