FBIは28日、イスラム教徒のアフリカ系アメリカ人を中心とする組織の11人を共謀などの容疑で摘発し、リーダー格の男が銃撃戦の末に死亡したと発表した。
FBIミシガン州東部テロ対策部隊の調べによると、11人は以前から武器の所持や暴力行為に従事していたとされ、窃盗、郵便詐欺、銃火器の不法所持および売買、車両登録番号改竄などの容疑で逮捕に向かったところ、4人は従ったが、リーダー格の男が発砲してきた。このため銃撃戦となって男が死亡、FBIの捜査犬も巻き添えで死んだという。
死亡したのはミシガン州デトロイト在住のラクマン・アブダラ容疑者(53=本名クリストファー・トーマス)。FBIは、同容疑者が米国内でイスラム法(シャリア)に基づく国家の建設を目指していたとみている。
11人のうち3人は現在も逃亡中で、FBIなどが行方を追っている