アフガニスタンの首都カブール中心部で28日起きた、国連職員の滞在先である民間宿泊施設への武装集団の襲撃事件で、イスラム強硬派勢力タリバンが同日、犯行を認める声明を出した。イスラム強硬派勢力が使うウェブサイトに掲載した。
声明によると、戦闘員3人がアフガン大統領選の実施を支援する外国人50人を殺害したと主張している。この声明の信ぴょう性は不明。タリバンは11月7日に上位2人の決選投票がある大統領選に反発、有権者に棄権を呼び掛け、妨害工作を仕掛けるとも警告していた。
襲撃に伴って銃撃戦が発生、少なくとも国連職員6人が死亡、9人が負傷している。死傷者が増える恐れもある。アフガン軍によると、少なくともタリバン戦闘員2人が死亡。1人はアフガン兵に銃撃され、残る1人は自爆した。
アフガン内務省によると、カブール中心部では同日、ホテルにロケット弾2発が着弾する事件もあった。負傷者は出ていない。