アフガニスタン大統領選の決選投票に臨むアブドラ元外相は23日、CNNの単独取材で、現職カルザイ大統領の再選が確定した場合は連立政権樹立を目指さず、野党勢力にとどまる意向を明らかにした。
アブドラ氏は、透明性と信頼性があるプロセスを経てカルザイ氏が再選された場合は祝福するとしたうえで、自身の立候補は旧態依然とした政府の一部になることではなく、国民に希望をもたらし、政治や開発、治安改善などへの参加を促す変革を託されたためだと明言した。インタビューは25日、CNN「ステート・オブ・ユニオン」で放送される。
アブドラ氏らは、8月20日の第1回投票で大規模な選挙不正があったと指摘。その後の調査でカルザイ氏の得票率が当選案件の過半を下回っていたことが判明し、カルザイ氏は米国や国連の説得で決選投票の受け入れを表明した。カルザイ氏は先日CNNに対し、一部に不正があったものの、選挙は全体的にクリーンだったとの見解を示した。