南太平洋のサモア諸島周辺で29日午前6時48分頃、マグニチュード(M)8.0の地震があり、津波が発生した。 これまで米領サモアで22人、隣接する独立サモアで55人の死亡が確認されているが、今後死者数が増加する可能性が指摘されている。
米国地質調査所(USGS)によると、震源地はトンガ王国ヒヒフォの東北東185キロ、サモアの首都アピアの南195キロ、トンガ王国の首都ヌクアロファの北北東705キロ、ニュージーランドの最大都市オークランドの北北東2700キロで、震源の深さは18キロ。
米太平洋津波警報センターなどによると、地震に伴い高さが最大1.55メートルの津波が発生した。日本の気象庁は30日、太平洋沿岸などに津波注意報を出し、各地で微弱な津波が観測された後に解除した。