パキスタン北西辺境州で26日、自動車を使った自爆テロが相次いで2件発生し、少なくとも14人が死亡した。警察や医療関係者らが明らかにした。
1件目は同州バンヌの警察署を狙った攻撃で、実行犯が推定160キロの爆発物を積んだトラックを爆発させた。死者は6人、負傷者は警官28人を含む55人で、現場付近の商店や建物が多数破壊された。警察は事件に関与した疑いで1人を拘束した。
また、約5時間後に州都ペシャワル市内中心部の市場にある州営銀行と軍事病院の近くで2件目が発生し、8人が死亡、45人が負傷。現場で容疑者2人が拘束されたが、2人は事件とのつながりを否定している。
実行犯は約100キロの爆発物を積んだ車を爆発させる前、手投げ弾を投げつけていた。標的に接近するためとみられているが、標的が具体的に何であったかは不明。