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シンガポールGP 金曜フリー走行1回目
  25日(金)日本時間19時(現地時間18時)から、第14戦シンガポールGP金曜フリー走行1回目(90分間)が、シンガポール市街地サーキットで行われた。

08年に初開催となったシンガポールGPは、シンガポールの街並みをめぐる全長5.073kmの市街地サーキットが舞台。昨年はマッサがポールポジションを獲得したが、セーフティカー導入など混乱のレース展開となってアロンソが勝利を飾った。

セッション開始時のコンディションは気温30℃、路面温度32℃、湿度69%、天候はくもり。

ブリヂストンがシンガポールGPに持ち込んだ2種類のドライタイヤは、ソフトコンパウンド(ハードタイヤ)とスーパーソフトコンパウンド(ソフトタイヤ)だ。公道コースだけあって路面の抵抗が少なく、グリップ力が乏しいために最も軟らかい2種類のスペックが選定されている。

ピットレーン出口のシグナルがグリーンに変わり、90分間のセッションがスタート。前戦イタリアGPで07年以来のレースドライバー復帰を果たしたビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)からコースに入った。

さらに多くのマシンがインストレーションラップを実施。現地時間は18時を回ったところだが、この時点ではまだ上空は明るさを保っている。最初にタイム計測を行ったのはトロ・ロッソ勢。ブエミが1分59秒台、ハイメ・アルグエルスアリが1分58秒台をまずは刻んだ。

さらにフィジケラもガレージを離れてタイム計測を実施。ライドハイト(車高)をかなり低く設定しているようで、コーナーを曲がるたびにリアエンドからは火花が散る。まずは1分57秒517というタイムを刻んできた。一方、フェルナンド・アロンソ(ルノー)らはガレージ奥で待機しており、すぐにマシンに乗り込む気配はない。

その後ウェバーが1分51秒912というトップタイムを刻んだが、すぐにバトンが1分51秒589をマーク。すると、ロマン・グロージャン(ルノー)がターン17でスピン! 右リアエンドをウオールにヒットしてしまい、そのままマシンを止めてグロージャンは降りた。これでセッションは赤旗が提示されて残り時間48分の時点で中断。皮肉にも、このコーナーは昨年の決勝レースでピケJr.が故意のクラッシュを演じた場所だ。

セッションは残り時間38分となったところで再開。すぐに各マシンが出て走行を開始した。残り時間28分となるとバトンが1分51秒181を刻んでトップタイムを更新。この時点ではハイドフェルド以外の21台がタイム計測を終え、トップ8が1秒以内に収まる展開となった。

その後バトンがタイムを1分50秒703まで削り、ハミルトンが1分50秒715という2番手をマーク、3番手にはベッテルが飛び込み、1分50秒790を刻んだ。残り時間は20分を切り、この時点で下位には17番手のフィジケラ、18番手のグロージャン、19番手のリウッツィ、20番手のアルグエルスアリとシーズン中にデビューもしくは移籍したドライバーが占めている。もっとも、グロージャンはマシンをクラッシュさせてセッション後半をピットウオールから見守っている状況だ。

セッション残り時間は5分を切り、上空が暗くなったコースはナイター照明が稼働中。どのマシンも一貫してハードタイヤを履いており、コース学習とレースシミュレーションに集中している様子だ。一方、トップタイムはバリチェロが塗り替えた1分50秒179となっている。2番手には0.237秒遅れてウェバーだ。

残り時間1分を切り、10番手のアロンソが1分50秒567を刻んで3番手に浮上した。さらに、バトンが1分50秒356をたたき出して2番手。これでブラウンGPが1-2となった。

ここでセッションが終了、チェッカーフラッグが振られた。シンガポールGP金曜フリー走行1回目でトップタイムを刻んだのは、イタリアGPの勝者であるバリチェロ。2番手にバトン、3番手にウェバーとタイトル争い上位者がつけ、4番手にアロンソ、5番手にベッテルと続いた。

ウィリアムズの中嶋一貴も堅実的なパフォーマンスを見せ、10番手。チームメイトのロズベルグより0.3秒速いタイムを刻み、トップタイムからは1秒以内につけた。トヨタのグロックが15番手、トゥルーリが16番手。いずれもトップからは1.9秒遅れだ。

このセッションではブエミが28周という最多周回数を走破。一方、新人のグロージャンがクラッシュしてセッションを終えており、最も少ない9周しか走行できなかった。


スーティルが、12番手
リウッツィが、18番手という結果に・・・

やっぱコースの特性上だったのかなぁ
by sportsiroiro | 2009-09-25 22:38 | F1
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