ルノーのタイトルスポンサーを務める『ING』が24日(木)、“即時有効”となる契約打ち切りを決めたと言う。スペイン・マドリードを拠点とする保険会社『Mutua Madrilena(ムトゥア・マドリレーニャ)』が同様の理由でスポンサー契約を解除してから、ほんの数時間後、オランダのINGがクラッシュゲート騒動を理由にルノーとの提携終了を決断したと発表。
このスポンサー2社はいずれも、ルノーがFIAの定める規約およびレギュレーションに従うことを求める条項を設けていたと見られ、今回の一件を明らかで重大な不履行だと主張している。
木曜日遅くに発行された声明には「INGは今回の件がなければ成功裏に満ちていたスポンサーシップの状況の中で、このような事態の変化に深く失望している」と記載されていた。
INGの声明はルノーのメカニックたちがシンガポールの街中に設営されたガレージでINGロゴの入ったマシンの作業を完了した後、深夜になって各国メディアに伝わった。
また、シンガポールGP開幕前日の木曜日の時点では、通常通り、スタッフやドライバーらのユニフォーム、レーシングスーツといったチームのすべての備品や装備にINGロゴが掲示されている。
ムトゥア・マドリレーニャ社と同様に、INGも09年をもってF1を去ることを決めていた。