フォース・インディア残留がひとつの選択肢ではあるものの、エイドリアン・スーティルはワークスチーム移籍という次なるステップを視野に入れていると言う。
当時はスパイカーと名乗り、現在はフォース・インディアとして活動するチームでF1デビューを果たしたスーティルは、以来ずっと共に歩んできたチームを将来的に競争力のあるチームに移籍するための足掛かりとして考えていると言う。
しかしながら、フォース・インディアはスパやモンツァで行われた最近のレースで目覚ましい進化を遂げ、ジャンカルロ・フィジケラのフェラーリ移籍という驚くべき事態にもつながった。
チームの首脳陣は来シーズンもスーティルとビタントニオ・リウッツィの現行ラインアップ続投を示唆。
しかし、ドイツの『DPA通信』に2010年の計画を聞かれたスーティルは「まずはフォース・インディアと話すつもり」と答えている。
「僕の中期的な目標はワークスチームに移籍して、次のステップを踏むことだ」
それでも、将来的に自身がフォース・インディアのエースドライバーとなる可能性も予想できることから、スーティルはこのままフォース・インディアにとどまる利点についても認めている。
「ジャンカルロ(フィジケラ)の移籍後、確実に僕の指導的役割が増している」