オバマ米政権の国土安全保障チームは目下、アフガニスタン戦略の代替案策定を集中的に進めている。米高官が23日語ったと言う。
代替案は今後3週間以内に、オバマ大統領に送られる見通し。アフガン駐留米軍のマクリスタル司令官が要請している米軍増派は、必須扱いにならない可能性がある。同司令官が数週間前に提出した報告書は、増派を全面的に受け入れるか拒否するかの二者択一を政権側に迫っており、それ以外の選択肢を提示していなかった。
米高官によると、現在検討されている代替案の1つは、現在のアフガン軍事行動を来年も継続する一方、タリバン幹部らや部族勢力との和解を急ぐ内容。合意の下でアフガン国内に米軍の情報活動拠点を設け、国際テロ組織アルカイダの動きを監視する案も盛り込まれている。