スウェーデンの首都ストックホルムの警察によると、同市南部で23日早朝、ヘリコプターと爆発物を使った強盗団がATMを襲撃し、現金を奪って逃走する事件が起きた。
奪われた金額は不明だが、スウェーデンでは給料日が25日となっている労働者が多く、数千万円単位の現金がATMに入っていたともみられる。犯行に使われたヘリコプターは、前夜に盗まれたものだった。
事件発生は午前5時過ぎで、目撃者によるとヘリコプターはATMが入っている施設の屋根に着陸。強盗団は爆発物を使って中に侵入したという。その後、現金が入っていると見られる袋をヘリコプターに運び入れ、逃走した。
通報を受けた警察はヘリコプターで追跡しようと試みたが、警察署のヘリポートには「爆弾」とかかれたバッグが置かれていたため、出動できなかったと説明している。
また、強盗団はATM近くの道路も、金属製の棒で通行できないようにしていた。