療養中のマッサはレース活動の復帰戦を、今年末にブラジル・サンパウロで開催される有名なカートレース、“グランハ・ビアナ”にする考えを明らかにしたと言う。
総走行距離500マイル(約800km)で争われるこの耐久レースは12月初旬に予定されており、マッサがハンガリーGP予選中にケガを負ってからは4か月以上間が空くことになる。
しかしマッサはブラジルの『UOL Esporte』に対し、“もし医師団が許可してくれるのなら”コースに戻るだろうと示唆。今週初めには『Sky TV』に対し、体調が改善していることを明かしたマッサ。しかし、まだ体力トレーニングを開始できるまでには至っていないようだ。
「退屈だから、明日にでもサーキットに行きたいんだ」と冗談を言うマッサは最近、サスペンションが当たったことで陥没していた前頭部の修復手術を受けた。
「復帰がいつになるかは僕が決められることじゃなくて、医師たちやFIAの判断になる。実際、運転はもうできる状態だよ。視界も含め、前と変わらない状態さ。だけど、問題なのは安全性だ。また別のアクシデントに見舞われる可能性もあるからね」
一方、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロは先日、マッサが2010年F1世界選手権開幕戦からF1復帰する予定であると明かしている。