米当局は、ミチェレッティ暫定大統領をはじめとする中米ホンジュラス暫定政権メンバーのビザを取り消した。ホンジュラスのロペス暫定外相が12日、CNNスペイン語放送に語った。米国はホンジュラス暫定政権への圧力を強めている。
ビザ取り消しの対象となったのは、ミチェレッティ氏と最高裁判事14人。ロペス氏自身もビザ特権を失ったという。
米国務省は4日、今年6月28日に軍部によるクーデターで政権の座を追われたセラヤ大統領の復権を求めるため、人道支援を除く対ホンジュラス経済支援(3000万ドル=約28億円)の全面停止を発表。暫定政権のメンバーや支持者らへのビザを取り消す方針も表明した。
米国務省関係者によると、9日には米政府の支援機関「ミレニアム・チャレンジ・コーポレーション」の理事会が採決の結果、これまで凍結していた対ホンジュラス援助(1100万ドル=約10億円)の打ち切りを決めた。