経営再建中の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は10日、販売促進策として、新車購入後、利用者が不満を持ち31日-60日間内に返品した場合、代金全額を払い戻す方針を明らかにした。
このキャンペーンを近く開始、今年11月末まで実施する。過去数年注力してきた品質向上を消費者に訴える狙いもある。GMは、返品率は少ないとも期待している。また、キャンペーンに合わせ、日本車、ドイツ車との性能比較を強調する宣伝も拡大する。
同キャンペーンの利用者は、購入後の走行距離が4000マイル(約6400キロ)未満などが条件。
GMは今年6月に経営破たん、米政府の公的資金注入を受け、再建に努力しているが、北米市場での販売不振は依然続いている。