空港での手荷物検査を管轄する米運輸安全局当局者は8日、爆発物として使われる粉末状の危険物質の機内持ち込みを阻止するため米国の全空港に今週、これらの物質を探知する特殊装置を配給すると発表したと言う。
空港の保安検査官が乗客の手荷物検査などでこれらの装置を使用する。同装置の導入で、保安検査に従来より時間がかかることはないとしている。粉ミルク、化粧品や医薬品などは通常通り持ち込める。
この時期に同装置を支給することについては、特定のテロ情報があったわけではないとも説明した。英国で3年前、大西洋路線のフライトに爆発性の液体を持ち込んで機内で爆弾として組み立て、爆破させるテロ謀議が摘発された事件などを踏まえた措置としている。
装置が何らかの物質に反応した場合、テストを行い、爆発物に利用出来るかどうかを調べる方針。昨年の試験導入の際、同装置が反応した数例があったという。
従来の保安検査で不審を抱かせる粉末状物質が見付かった場合、運輸安全局の爆発物専門家らの出動が必要になっていた。
もうすぐ11日ですしね
もう8年になるんですねぇ