仏、ブラジル両国政府は7日、ブラジルによる仏製ラファール戦闘機36機の調達交渉を進めることで合意したと発表した。サルコジ大統領が現在、ブラジルを訪れており、合意発表は両国首脳会談後に明らかにされた。
同戦闘機の技術移転をブラジルに認め、同国がこの技術を応用した戦闘機開発、他国への売却も認めているという。一方、仏はブラジルが独自開発中の軍用輸送機を12機購入することを検討する。
仏、ブラジル間の軍事協力は近年加速しており、ブラジルは仏企業から輸送ヘリコプター50機の購入で合意。昨年には原子力潜水艦1隻を含む計5隻の潜水艦の共同建造でブラジルに協力を約束している。
ブラジルは自国沿岸で有望なエネルギー資源を発見しており、空海軍の軍備更新に迫られている。