イスラエルのバラク国防相は7日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸の入植地に455戸の住宅を増設することを新たに承認した。入植者住宅の増設をめぐっては、オバマ米政権が全面停止を強く求めていた。
イスラエル側が増設承認に踏み切ったことに対し、パレスチナ解放機構(PLO)のエレカット交渉局長は、「和平プロセスとイスラエルへの信頼を損なう措置だ」「イスラエルが今後建設凍結を発表したとしても、今回の決定ですべて無意味になる」と強い反発を示した。
米ホワイトハウスは4日、同国のネタニヤフ首相が増設を認める方針を示したとの報道に関連し、入植拡大の継続は妥当でなく中止を求めるとの声明を発表していた。