ブラジル保健省は4日、同国における新型インフルエンザ(H1N1型)による死者が計657人に達したと発表した。世界最多の犠牲者。先月27日の発表時より100人増となっている。サンパウロ州での死者数が最多となっている。
南半球は現在冬で、南米各国ではH1N1型インフルエンザが流行している。同保健省によると、8月25-同29日まで判明した新たな患者は7569人。ただ、過去3週間で新たな患者の発生のペースは落ちているとも述べた。
先月の27日の時点で、ブラジルでインフルエンザ感染が確認されたのは6100人。このうち85.3%の5206人がH1N1型だった。