インドネシアのジャワ島南部のインド洋で2日起きたマグニチュード(M)7.0の地震で、国家災害対策当局は4日、犠牲者は前日からさらに増え、少なくとも64人、負傷者は400人以上と報告した。
西ジャワ州チアンジュルでは土砂崩れで少なくとも民家11棟が埋もれ、居住していた32人の安否が気遣われている。死傷者がさらに増える恐れもある。通信手段が途絶え、孤立している海岸沿いの被災地もある。
被災地には4日、がれき除去のための重機が初めて搬入され、生存者の捜索作業が本格化した。
一方、ユドヨノ大統領が初めて被災地のチアンジュルを視察、被災者らの支援費用として約50万ドル(約4650万円)の拠出を発表した。外国援助は当面必要ないとの見方も示した