負傷したマッサの代役としてヨーロッパGPに出走することになったルカ・バドエルが今週、フェラーリの09年型マシンを駆って2日間のテストに臨むという。
バドエルの前にマッサ負傷のピンチに代役を買って出たミハエル・シューマッハはF60をドライブするためシーズン中のテスト禁止条例の免除を求めたが、全チームの賛同を得られず断念。しかしながら、17日(月)からフィオラノで実施されるバドエルのテストは許可を求める必要がない。なぜなら、今回の走行は“プロモーション用”として行われるからだ。
フェラーリが今回の走行を「撮影の一環」として認めており、使用するブリヂストンタイヤはグランプリや実際のテストで履くものより硬めのタイヤになるとのこと。
一方、かつて3度のワールドチャンピオンに輝いた元フェラーリドライバーのニキ・ラウダはドイツの『Bild(ビルド)』紙に対し、バドエルの走りに期待していないとコメントしている。
「フェラーリはスペインでキミ・ライコネンのマシン1台だけを走らせるようなものだろう。バドエルはいていないようなもの。十分優れているとはいかないはずだ」