南米アルゼンチンのフアン・マンスール保健相は5日、同国における新型インフルエンザ(H1N1型)の死者が8月1日現在で337人に達したと発表した。米国の353人に次いで、世界で2番目の人数となった。
冬ただ中のアルゼンチンでは、確認されたインフルエンザ感染者が76万2711人に達し、このうち約94%がH1N1型感染者と見られる。
マンスール保健相によると、入院が必要となった患者は約6400人で、ほとんどが5歳未満もしくは15-24歳の若年層だった。
また、死者の半数が何らかの疾患を抱えていた。
一方、全24州のうち、18州で患者数が減少し始めており、感染拡大の山は越したと見られている。