ミハエル・シューマッハがF1グランプリ復帰に向けて、コース上での準備を7月31日(金)に開始したと言う。シューマッハがフィレンツェ近郊のムジェロ・サーキットで駆ったのは2年落ちのフェラーリF2007だと言う。
シーズン中のテスト禁止条例により、今回のテストはフェラーリとは別の“F1 Clienti”部隊が担当し、スリックタイヤが装着されていたものの、個人的に所有されているマシンに乗り込んだシューマッハ。
しかしながら、この背後ではシューマッハがバレンシアでの復帰を前にF60を走らせることができるよう、フェラーリはライバルチームらにテスト禁止例の特別免除を求めて書簡を送っている。
3度のワールドチャンピオン、ニキ・ラウダは「彼らが公平性を求めるのであれば、彼(シューマッハ)は(09年型)マシンをフェラーリ所有のサーキットで試すことができるだろう」とドイツ紙『Die Welt(ディ・ヴェルト)』に語った。
実際、フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)はフェラーリの要請を受け入れたと見られており、最終的な決断はFIAにゆだねられる。