米オバマ大統領の支持率は7月に入って60%を割り込み、一層の低迷傾向にあることが、29日に発表された各社の世論調査で鮮明になったと言う。
NBCとウォールストリートジャーナル、NPR、ギャラップの7月調査でオバマ大統領の支持率はいずれも53%となり、タイム誌の調査で56%、CBSとニューヨークタイムズの調査では58%だった。6月の時点では、支持率は61-62%で推移していた。
特に医療保険制度改革をめぐる支持率は、各世論調査とも50%を切っている。それでもまだ共和党に比べれば、民主党のオバマ大統領の支持率の方が高く、大統領の支持率低下が共和党の人気上昇に直結する状況にはなっていない。