米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の検視官事務所は22日までに、景気後退を背景に、身内の埋葬を放棄する遺族が増え、同事務所が税金を使って処理する火葬、土葬などの件数が激増していると述べた。
ロサンゼルス・タイムズ紙が伝えた。検視官事務所に遺体の引き取りを求めない遺族が目立ち始めているもので、同事務所が火葬などした件数は前会計年度内での525件が今年は712件と36%増になった。同事務所だけでは処理し切れない水準になり、民間の葬式関連企業2社と業務契約を新たに結んだという。
遺体放棄などは同州の他郡内に波及する動きとはなっていないが、景気低迷を受け、葬式を簡易にすます傾向は強まっているという。
ロサンゼルス郡では、検視官事務所に遺体の引き取りを要請した場合、200ドル(約1万8800円)を支払う。この後に営む葬式費用は平均で約7300ドルになるという。
景気後退だからって、身内だよ・・・
何か悲しいよね。