イラク内務省当局者は23日、首都バグダッド中心部で同日、警官を狙った自爆攻撃があり少なくとも25人が死亡、52人が負傷したと述べた。死傷者が増える恐れもある。
爆弾を仕掛けた衣服を着た単独の自爆犯が、自宅など失った市民に人道支援物資を配っている警官を狙って起爆していた。死亡者には警官と市民が含まれる。
イラクの治安は、米軍増派やイラク治安部隊の能力向上で改善の一途を見せていたが、4月になり駐留米軍などへの攻撃が目立ち始めている。イラクでは年末にも総選挙が予定され、この阻止を狙う反政府武装勢力の活動が活発化するとの懸念も出ている。