マクラーレンは、21日(金)に発行された公式レース・プレビューで、チームはアルバートパークで優勝の見込みはないという考えを明らかにした。
08年に開幕戦でポール・トゥ・ウインを飾っているハミルトンは、過去の成功と“同様の見通し”は持てないと述べており、コバライネンも、チームは“優勝候補にはなれないだろう”と悲観的だ。
マクラーレン・チーム代表のマーティン・ウィットマーシュは、オーストラリアで先頭争いができない事は“十分認識している”と述べ、メルセデス代表のハウグは勝利について“可能性はないだろう”と述べている。
彼はドイツの『SID(シド通信)』に対し、クルマの競争力、更にはその問題解決にかかる時間について、さらに現実的な考えを語っている。
「テストの結果を受け止め、メルボルンでは上位3分の2のグリッドにつくことはないという事実に慣れなければいけない」
「われわれはテクニカルパッケージを改善する必要がある」とハウグは続ける。「だが、それには時間がかかる。(マクラーレンが競争力を取り戻すのは)ヨーロッパラウンド頃になるかもしれない。場合によってはそれ以上ということもある」