米と露の衛星が、地上800キロの宇宙空間で衝突、宇宙ゴミ(スペース・デブリ)が散らばっていると、NASAの報道担当が12日、露側から受けた情報として発表した。
宇宙空間で衛星同士が衝突したのは、初めて。散らばるスペース・デブリが国際宇宙ステーション(ISS)に衝突する恐れはなく、影響はないという。
衝突したのは米国側、露側とも通信衛星。露の通信衛星は1993年に打ち上げられ、現在は機能を停止しているという。
米国側は、1997年に打ち上げられた衛星携帯電話システム「イリジウム」の衛星で、モトローラが率いるコンソーシアムが保有している。