パレスチナ自治区ガザ情勢で、イスラエルとの境界線付近で27日朝、イスラエル軍ヘリコプターがパレスチナ人戦闘員に銃撃、殺害した。ガザを支配するパレスチナ強硬派ハマスとイスラエル軍筋が明らかにした。
双方の衝突は、1月18日の停戦実施以降、初めてと言う。
死亡したパレスチナ人戦闘員の組織的背景は不明。イスラエルは停戦後、ガザから攻撃を仕掛けられた場合、報復攻撃すると宣言していた。
27日の交戦では、パレスチナ人戦闘員が哨戒中のイスラエル軍兵士を狙って爆発物を起爆させ、軍ヘリが追跡、攻撃したという。
イスラエル軍によると、この爆発で兵士1人が死亡、別の3人が負傷した。現場は、ガザ南部のカンユニス町から東へ離れた、イスラエルとの境界線フェンスが築かれている地点。
軍ヘリがガザ側に越境し、戦闘員を攻撃したともみられる。イスラエル軍の報復攻撃が続いているとの情報はない。