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高校で人種統合ダンスパーティー ドキュメンタリーを発表
  米ミシシッピ州の高校が、長年にわたり白人と黒人に分かれて開催していた恒例のダンスパーティーを、昨年初めて合同で実施したと言う。

本番を迎えるまでの学校の様子をカナダの映画監督がドキュメンタリーにまとめ、このほど映画祭で発表した。

舞台となったのは、ミシシッピ川河口に近い町チャールストンの高校だ。

白人と黒人の学校は70年代に統合されたが、高校生たちの一大イベントである毎年春のダンスパーティーは、その後も別々に開かれていた。

地元出身の有名俳優、モーガン・フリーマンさんがこれを聞き、人種別でない合同ダンスパーティーを実施するなら、費用は自分が出すと提案。その案が昨年、ようやく実現した。

ドキュメンタリーを製作したのは、フリーマンさんと親交のあったポール・サルツマン監督。パーティーをめぐる生徒らの声や会場の様子を追い、15日からユタ州パークシティで開催された独立系映画の祭典、サンダンス映画祭に出品した。

「作品の中で紹介したように、パーティーは大成功だった」と、同監督は語る。「ドキュメンタリーは予想以上に力強い作品となった。人種問題がほとんど語られない小さな町で、感じたことを率直に話してくれた若者たちの勇気に感謝している」

当初は白人家庭などから、「黒人生徒の暴力や麻薬が心配」といった声も上がったという。昨年は結局、合同ダンスパーティーとは別に白人生徒だけのパーティーも開かれたが、「皮肉なことに、そちらのパーティーでは2人の生徒がけんかを始める場面もあった」と、同監督は苦笑する。

映画祭には、パーティーに参加した生徒2人も同行した。白人の女子生徒はCNNとのインタビューで、「みんなが何を心配していたのか分からない。合同パーティーは最高でした」と強調。もうひとりの黒人生徒も「ほかのことは何でも一緒にやっているのだから、パーティーだけ別というのはおかしい。当日の会場は終始穏やかで、けが人が出たりもしなかった」と話した。

同校では今年も、合同のパーティーが計画されているという。ミシシッピ州は人種差別の名残が根強かった米深南部に位置するが、ここでも住民らの意識は確実に変化を遂げているようだ。


差別・・・これは無くそうにもなくせ無いでしょうねぇ
by sportsiroiro | 2009-01-24 16:19 | ニュース
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