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アルガルベテスト3日目
  ポルトガル・アルガルベで20日(火)に激しく降った雨は、21日(水)になるとさほど大きな影響を与えなかったと言う。

しかし路面コンディションはテスト終盤まで完全なドライになることはなかった。

アルガルベテスト3日目となったこの日も、最速タイムをマークしたのはトロ・ロッソ・フェラーリのブエミだった。

トロ・ロッソは08年仕様のSTR3でテストを行っているために、このポジションにつけているのは当然のことと言えるだろう。

しかし、連日トップタイムをマークしたことでスイス人ルーキーのブエミは自信を増すことになるはずだ。ブエミは1分27秒979というベストタイムをマーク。合計128周走行した中の、127周目にこのタイムを刻んでいる。

2番手にはウィリアムズのロズベルグが飛び込んだ。

前日のテストからウィリアムズ・トヨタFW31のステアリングを握っているロズベルグは、143周を走破。ブエミのタイムからわずか1.7秒遅れのベストタイムをたたき出した。

一方、08年ワールドチャンピオンのハミルトンが08年最終戦ブラジルGP以来、初めてサーキットでF1マシンを駆った。

前日まで作業を行っていたデ・ラ・ロサに替わったハミルトンは、午前中にメカニカルトラブルを発生させてコース上でストップ。

それでも81周を走って3番手タイムをマークした。路面コンディションが悪かったためにチームは08年仕様のリアウイングを使用していたが、コンディションが改善されてくると09年仕様のリアウイングを装着してテストを継続した。

トヨタはトゥルーリに替わってグロックが参加。

テスト初日は小林可夢偉がステアリングを握ったため、グロックにとってはTF109の初ドライブとなった。しかしグロックはマシンから出火したためにコース上でストップする場面もあり、この日は4番手にとどまっている。

ルノーはフェルナンド・アロンソがテストを担当し、初めてR29の感覚を味わった。前日のネルソン・ピケJr.はわずか9周の走行にとどまったが、2冠王者のアロンソは85周を走行している。

テストは22日(木)も継続される。

【アルガルベ - 21/01/2009】

1. ブエミ - トロ・ロッソ・フェラーリSTR3 - 1:27.987(+0.000) - 128周
2. ロズベルグ - ウィリアムズ・トヨタFW31 - 1:29.729(+1.742) - 143周
3. ハミルトン - マクラーレン・メルセデスMP4-24 - 1:30.242(+2.255) - 81周
4. グロック - トヨタTF109 - 1:30.878(+2.891) - 64周
5. アロンソ - ルノーR29 - 1:31.743(+3.756) - 85周
by sportsiroiro | 2009-01-22 22:44 | F1
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