シンガポール通産省は21日までに、同国の国内総生産(GDP)の成長率が09年、前年比で最大5%減を記録する可能性があると報告した。
月初旬に発表した1-2%減を下方修正するもの。国際金融危機による景気停滞が主因としている。
昨年は1.2%増、07年は7.7%増だった。
世界的な景気低迷を受け、製造、貿易、運輸、情報通信や金融サービスなどでの業績がすべて低下すると予測している。シンガポール経済は輸出に大きく頼っている。
同省は先に、昨年の第4四半期(10-12月期)のGDP成長率が、前期比で12.5%減だったと発表。GDP成長率のマイナスは3四半期連続だった。