イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻で、国連当局者は17日、ガザ市北部にある国連運営の学校が同日未明、イスラエル軍の砲撃を受け、子供2人が死亡したと発表した。負傷者も多数いる模様。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がベイトラヒヤで運営する学校で、戦車の砲撃とみられる。
死傷者は、学校に避難したパレスチナ人の可能性がある。イスラエル軍はガザ侵攻で、同自治区を実効支配するイスラム強硬派ハマスが学校などを隠れ蓑の手段にしているとして教育施設を攻撃したことがある。
UNRWAはパレスチナ難民75万人への食糧配給などを実施しているが、イスラエル軍が車列に発砲して死傷者が出て、活動を中断したこともある。
パレスチナ救急当局者によると、昨年12月27日の空爆を皮切りにしたイスラエル軍侵攻でこれまで死亡したパレスチナ人は1000人以上で、数百人は女性と子供となっている。
イスラエル軍によると、ハマスのロケット弾攻撃などで死亡したイスラエル人は13人で、うち10人は軍兵士。