イスラエル軍のスポークスマンは7日、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの爆撃を、毎日3時間中断すると発表したと言う。
ガザ住民が必要物資を調達できるよう配慮した措置だとしている。
イスラエルのオルメルト首相はこれに先立ち、ガザで食糧や水、医薬品が不足する可能性への懸念が高まっていることを受け、ガザとの境界に物資供給用の「人道通路」を設けると表明した。イスラエル軍が空爆中断をいつから始めるかは不明。
イスラエル軍のガザ攻撃は12日目を迎え、各地で銃声は爆発音が響いた。イスラエルの軍用機とヘリコプターは前夜から30カ所を爆撃し、地上侵攻したイスラエル部隊を支援するため迫撃砲が投入され、沖合いの軍艦からも砲撃が行われた。
国連本部では、人道支援のための即時停戦と緊急協議の開催を盛り込んだエジプトのムバラク大統領案が、安全保障理事会の主要国から支持されているもよう。ただしイスラエルは、ハマスの武力増強につながるとして、いかなる一時的停戦にも反対している。
一般市民の犠牲者が数多く・・・