中米のホンジュラス政府は20日までに、首都テグシガルパなどの都市路上で物乞いする童保護のキャンペーンを開始した。首都だけでこれまで350人を救出している。
交差点で止まった車両に近付き、硬貨などをねだる手口が目立ち、親に強制される児童も多いという。また、自分の子供を「貸し出す」例も摘発されている。子供の1日の稼ぎは5米ドル(約445円)前後と推定される。
警察などによると、無理強いした親が見付かった場合、刑事法に従い、禁固刑や罰金で処罰する方針。
テグシガルパだけでも、あと数百人の児童が街頭にたむろしていると言われる。政府統計によると、全国的には3000人以上とされる。
保護した子供は、児童福祉施設に入れた後、両親や保護者に再発防止を求めた上で引き渡している。