アロンソはもし2010年からF1にスタンダードエンジンが導入される事になれば、F1を離れることも考えるだろうと語ったと言う。
FIAの提案はすでにF1に参戦する自動車メーカーの間で特に大きな議論を呼んでおり、F1から撤退するに十分な理由であるとする姿勢もほのめかされている。
そして、元チャンピオンのアロンソも自動車メーカーたちの理屈に同意している。
「もし単一エンジンが承認されたら、それが限界だろう。引退について考え始める時になるだろうね」と今年27歳のアロンソは、チームのスポンサーイベントで訪れたスペインで語った。
また、エンジンのようなパーツを規格化することはF1にとってさらなる“後退”になるとも指摘。F1が旧態のV8エンジンに戻る前の約1,000馬力近かったV10エンジンが、「ドライバーたちにとってはエキサイティングだった。オートレーシングの限界だからね」とも述べている。
「未来を少し垣間見たけれど、そこから電子制御やグリップもないクルマへ変わることは、まるで過去の映像だね」