南米コロンビアの当局者らは23日、同国南西部のネバドデルウイラ火山が噴火して頂上の雪が解け、泥流で住民少なくとも6人が死亡したと発表した。
当局によると、同火山は20日夜に噴火。山沿いの川に、頂上からの雪解け水や岩石が濁流となって押し寄せ、少なくとも20棟の民家、5カ所の橋を破壊した。
死者は全員、周辺の保護区に住む先住民で、1歳児ら子ども4人が含まれていた。さらに3人が依然として行方不明となっている。
現場付近では噴火以来、大雨が降るなど変わりやすい天候が続き、捜索作業が難航しているという。
当局者らの話では、火山周辺や川の流域一帯で約300人が避難し、飲料水や調理器具などの救援物資が2500人に配られた。