北欧スウェーデンの原子力安全管理当局は30日、首都ストックホルム南方にある原子力発電所で今年10月初旬、不正侵入の警報システムが故障したため、「清掃員」らを敷地内の要所に配置し、警戒させていたことを明らかにした。警備訓練を受けたことがない要員を治安維持の職務に回したことに重大な懸念を表明した。
AP通信によると、この原発は首都から南へ約340キロ離れたオスカースハムンにあり、原子炉3基がある。同国の電気需要の約1割を賄っているという。
清掃員らを警備任務に充てたのは、新規に導入したばかりの警報システムが不具合を起こしたためだった。清掃員ら20人-25人は指示に従い、約1週間にわたって原発施設の警備に当たったという。
監視カメラは正常に作動し、清掃員らは外周フェンスからの侵入など異変を察知した場合、治安担当部局に連絡する命令もされていた。
原子力安全管理当局はこの不手際が1週間もの長期にわたったことを踏まえ、侵入行為など外からの脅威に対する危機管理意識の貧弱さを露呈したと批判した。原発側は批判を受け入れるとしながら、あくまで警報システムの支障を受けた措置だったと釈明している。
清掃の人達に警備って・・・
原発なんだから、ちゃんとしてよ~
頼むよ。